【戦争は無くならない】簡単に戦争反対を唱えるだけの大人にならない為に

たいした事じゃないけど、戦争について考えてみたことがあるから書いておく。

日本の戦争は66年前に敗戦によって終結した。
敗戦国だから沢山のペナルティーを課された。事実上アメリカの属国みたいになった。

何万〜何十万と言われる日本軍による南京での虐殺は功罪として問われた。その一方で一発で述べ20万人を死に至らせた原爆を広島に落としたパイロットは戦争を早期に終わらせて勝利に導いたとして、国の英雄となった。

勝てば官軍だから、負けたのが悪いとか、どちらがいいとか、そういう話ではない。
亡くなったのはどちらも同じ命だということ。

では
戦争が悪い、という議論になる。
そりゃそうだ戦争はよくない。
だから無いに越したことはない。

じゃあ戦争反対を唱える?
だけど、無くならない。ちっとも無くなってない。むしろ酷くなったところだってある。

落ち着こう。
いったいどうしたら戦争はなくなる?
そして誰にとっての戦争がなくなって欲しい?

先の大戦終結後、いわゆる東西冷戦が始まり、アメリカとソ連の思惑に巻き込まれた国々が世界中で代理戦争に巻き込まれている。
韓国、ベトナム、イラン、イラクアフガニスタン、etc...

日本は戦争が終わった。いやぁ平和だ。って言って世界の何処かで血みどろの戦争が果てしなく繰り返されていたのは確かだ。根本のところは解決してない。世界はびっくりするぐらい戦争をやりたがる奴らで溢れている。

何が言いたいかって。

この国の教育かな。

心優しい大人は、子供達相手にきっと精一杯
「戦争に断固反対」
を唱えるけど、それはあまり力にならない気がするんだ。

現実はもっとシビアだ。
世界の力学は70パーセントの確率で戦争に突入してしまう方に傾いているといっても過言じゃない。
若者が大きくなって社会が戦争に突入したり、またはそれに加担する羽目になりそうなときにどうやってそれを避けるのか、首の皮一枚でもいいから、少しでも戦争国家へ傾くのにブレーキを傾ける大人になって欲しい、大人になったら綺麗なことをやるばかりじゃないだろうけど、それだけは守り通せる大人になって欲しい。

戦争の悲惨さを学んだときの正義感はそこで発揮されないと、ただの甘い幻想で終わってしまうだけだ。

とくに日本の戦争に関する教育は大人が単なる「戦争反対」なだけの思考から抜け出してないのか、なにか物足りなくて曖昧で説得力にかけていた。(少なくとも自分が受けた教育は)
彼ら自身も進駐軍が発明した妙な日本人の戦争責任教育に煙に巻かれていたのかなと思ってしまう。

戦争の存在がノーマルで平和がアブノーマルなんだから、とっとと徴兵制にして核保有しろって言う東京都知事の言い分は正しいけど間違っている。

現実はそんなに甘くないけど、それほど難しいことでも無い。

簡単な事だ。
戦争は無くならない。
ある限られた人間にとっては甘い甘い蜜だ。それはひょっとすると貴方の隣人かもしれない。それでもなんとか知恵を絞って戦争に反対して生きることが人間らしい生き方だと思うし、それには戦争のメカニズムをもう少し知るべきであり、奴らの嗅覚を押さえつける聡明さが必要だ。

誰でも早めに知ったほうが良い。
そんな感じ。

ってのがこのあいだの原爆資料館を見て物足りなくてモヤモヤーとしていた深層の真相かな。

なんだか上手く言えていないけど、また続きを書きますね。