老害の弊害

ちょっとまえの話だけど、与謝野なんとか大臣が夜のニュース番組の単独インタビューで、原発について語っていた。

原発は日本の豊かな暮らしを保つためには絶対に必要と、言っていた。
もともと経産省の推進派の人だからそう言うんだろうなぁ。どういう事故が起こったのかわかってるのかしら?
とか、思ったりしたけどインタビューで印象的だったのが

「貧しかった頃の日本に戻りたくない、子供や孫達に味わわせたくないと痛烈に感じている。」のようなことを言っていた事。

ときの大臣では無く、戦後から日本の経済発展に尽力して来た名もなきじーちゃんのセリフなら

「そーっすよね、わかります。」

って共感できるけど、原発推進派の影響力の強いかつ由緒正しい生まれの人(詩人与謝野晶子の末裔だとか)だから困ったもので、古い体制にしがみついて新しい仕組み、特に若い人達が活躍できる仕組みのようなものを拒否してるように見える。

いまだにこういう古すぎる頭のこの年の人達が未来の鍵を握っているんだなぁー
とテレビを見ながら内心震えが出た。
と、同時に考えた。どうやったらこういう爺ちゃん達からバトンをもぎ取れるんだろうか、って。

難しいなぁ。
そうこうしてるうちに件の事故や被災地の対応などなどが取り返しのつかない事になり、一方で決定権の無いやる気を無くした若い人達はくだらない事に熱中して走り出すという平和ボケな日常が繰り返されると思うと頭が痛いです。