幾つか腑に落ちないことがすっきりしました

幾つか腑に落ちないことがすっきりしました。

http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20110515
国民負担はあたりまえ

ちきりん氏が珍しくガチな発言をされていました。

以下引用〜
じゃあ、即刻、他の原発も全部止めるべきでは?って。そんなむちゃ言ってもしゃーないでしょ。
ちょっと足りないだけで、計画停電だなんだと大騒ぎだったんだし。

小さな頃からどちらかと言えば
家は左派で、自民党はクソ、天皇なんてしらん、日章旗いらん
と言われて楽しく育ち
父の実家が原発銀座の福井県美浜町だった
僕にしてみれば脊髄反射で反原発なのです。

なので、今回の首相の浜岡停止の要請は、色々な意味で良いと思いました。

さらには、日本中の原発を停止しよう!
と言う声もありました。気持ちとしては凄くわかるけど
何故かこれには違和感を感じます。

ん?マテ待て。
それはなんか違うぞ。物事には段階が必要だ。

50〜100年かかっても頑張ってシフトしていくしかないんですよ。
原発が衝動的アクションで終わってほしくないですね。
先は長いんですよ。



◆◆◆


それからもう一つ

原発の安全性と経済性についての数字
http://news.livedoor.com/article/detail/5529171/

広い世の中には原発が安全だと言う人達が居まして、その論考が
「自動車の方がよっぽど毎年事故による死者がでていて危険だ」
とか
「火力発電のほうが過去の事故死者数がおおいのだ。」
とか言うわけです。たしかに記録上は原発事故での死者は少ないらしいです。

えー嘘ーマジー?!って反論をしたくなるのですが
放射能による被害が科学的に証明されていないのか、証拠があっても何故か公的に認められてないか、もみ消されているのか
結局反対派の議論が感情的になってしまいます。

そこでこれ

「失敗が許されない」という失敗(小飼弾)
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51680718.html

これ読んでちょっとすっきりした。
うん、そうだ
素人目にも40年間根本的な技術改善が見られない原発と自動車と比べるのはあまりに間違っている。
失敗したときのリスクを許容できない技術を運用していくのはやっぱり無茶だわ。


何が言いたいかというと
感情論だけじゃダメなんですよ。
だからといって理論武装ってのでもないです。
「腑に落ちないことをずっと忘れない」とでも言いましょうか。
推進派の人達はこれからもずっと居るわけで、議論し続けないとダメですからね。
負けるの、なんか悔しいじゃないですか。

一市民として、ゆっくり冷静に見ていきたいなぁ
ってとこです。